CLAMSインタビュー
つうことで、CLAMSに色々聞いてみた。10月にリリース予定だという、新作[SAKURA RIVER EP]制作中におじゃましてのインタビューである。前置きが長くなると、彼らの言葉を削らないといけなくなるので、すぐにスタートだ!

ファースト!?アレはクソアルバムだ!
■ではインタンビューよろしくお願いします。まずはファーストアルバムなかなか評判よいみたいでおめでとうございます。僕も愛聴させていただいてます。
Asami(vo 以下 A):ありがとう。
Takayuki(b 以下 T1):いや思いの外、評判よくて嬉しいですね。アレはライブアルバムとでもいうべき勢いの作品なんで。
Takeshi(g 以下 T2):作り込みすぎずって決めた訳じゃないけど、1週間くらいの凄く短期間で作ったし、あの時に放っていたテンション、それを真空パックしたって感じですね。なんにしても、良いと言ってもらえたら嬉しいですよ。
T1:そうそう、でも次の段階にいってるので、あえて、「ファースト!?アレはクソアルバムだ!」って言っておきます(笑)

■マイブラやジザメリの影響が見られると思うんですが、実際の所はどうなんですか?

T1:そうですね、よく言われるんですよ。でも、まわりが思うほど影響を受けているというか意識してないんですよね。マイブラのようにしようと思ってもないですし、アレに近づこうなんて思ってないですよ(笑)
T2:うん、マイブラもジザメリも好きだけど、意識して近づこうとはしてないですね。もちろん影響はたぶんにあると思いますよ。でも、そうですね・・・、ただ、その時の、自分たちのテンションや想いを形にしてるだけですね。
■では、メンバーみなさんの影響を受けたアーティストを教えて下さい。
T1:レコ屋で働いてたこともあってなんでも聴くんですけどね。そうそう、メンバーの男3人はそこで知りあったんやんね。僕はTeenageやPastels、あとレッチリも好きです(笑)
T2:僕はどっちかいうとUSのほうの影響が大きいですね。Yo La TengoやFlaming Lips、Galaxie 500、Pavement、Kレーベル。あとフィッシュマンズは大好きですね。今も聴きますよ。
Hisashi(g 以下 H):Beatles、Small Faces、Rolling Stones、Stone Roses、Smiths、Paul Weller、Oasis、打田十紀夫ですか。
A:チェッカーズ☆
T1:えっ、若いのにそんなん聴いてたの?!
一同:(笑)

■CLAMSといえば、音もさることながら、その独特な日本語歌詞が上げられると思いますが、意味深な歌詞はご本人達的にはどういう風に位置づけられているんですか?
T1:歌詞についても音についても、ありきたりだけど聴き手に想像、完成をゆだねています。難解に思える歌詞も、深く考えすぎず、ある時は音として、そしてある時は風景として捉えてもらえると嬉しいですね。
T2:「考えずに感じる」ってね。

■CLAMS(クラムス)というバンド名の由来を教えて下さい。
T1:KレーベルにCRABSという、すごく良いメロディーを書くバンドがいるんですよ。あまり知られてないかもしれないけど、僕の憧れでもあります。ただ、音楽的にちょっと質感が違うかもしれないけど、ああいう音楽も大好きなんで。そこから、文字らせていったんですね。あと言葉の持つ響きを気に入ってですね。

むしろ格闘技に近いかもしれない
■現在製作中の新作はどういう感じですか?
T1:(ファーストを聴いた)みんなはどう言うのを期待してるかわからないけど、自分たちのやりたいようにするだけです。そのへんはわがままなバンドですね。より、ピリピリした感じにはなると思うけど爆音系の音は減ると思いますよ。
T2:音圧で攻めるよりは、直接、精神に訴えるみたいな。
T1:ファーストを気に入ってくれた人もついてきて欲しいですけどねやっぱり。
T2:今回のはまさに「考えるな、感じるんだって」感じで、むしろ格闘技に近いかもしれないですね(笑)

■ライブでは、映像をしようしたりと、趣向を凝らしてると思うんですが。シベ超やスターシップトゥルーパーズなんかを素材に使ったりしてますよね。

A:みんな映画好きやしね。
T2:お洒落じゃなくてすいませんみたいな(笑)とはいえ、まだまだ、試行錯誤ですね。
T1:映像に関しては、今後も出来たらやっていきたいですね。
■今後はどんな感じでやっていくのですか?
T1:良いライブが出来るのであればやりたいですね。
■それは?
T1:第一に演者としての精神的力量がまだまだなんで、1回のライブで燃え尽きちゃうんですよ。力が抜けないと言うかね。
T2:そう、録音もやけど、やっぱりその辺も格闘技に近いかもしれない。
T1:しかもガチンコのね(笑)

■では最後にこれを読んでくれている人にメッセージをどうぞ。

A:ミニアルバムがでるまで、たくさんファーストを聴いて下さいね。素敵な作品をお届けすると約束します!
T2:ライブはなかなかやらないと思うけど、その分、できるだけ早く、そして、グッとくる作品を届けていきたいと思ってるので、どうか今後も聴いて下さい。
H:とは言えライブはしたいな。演奏するのは単純に楽しいからね。みんなの前でまた演奏するのを楽しみにしてるし、楽しみにしてて下さい。
T1:ホームページでCLAMSの写真入り日記をつけているのでよかったらチェックして下さい。制作の状況や、なんやらいろいろ書いてますので。
http://www.finderpoplabel.com/clams_diary.html

■本日はお忙しい中どうもありがとうございました。


(インタビュー 長谷川直人)
長谷川直人:「罵倒馬鹿楽」名義でカセットビジョンレーベルオムニバスALL ALONEシリーズに楽曲を提供している。気分で制作するためなかなか、曲数が増えないのが玉にきずなユニット。



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